2009年8月31日月曜日

9月は通常通り

今月(8月)は、富士登山をしましたが(10名全員登頂!)、9月は通常通り、最終日曜日(なので27日)、朝8:00~10:00、代々木公園にて行います。

走るのにちょうどよい季節になりました。

Room to Readのみなさんは、来年の東京マラソンにむけ、がんばりましょう!

2009年8月30日日曜日

富士登山行ってきましたっ!

いや~、ほんと最高の天気に恵まれ、参加者10名全員、無事に富士山頂に到達することができましたっ!


(山頂にて)

前日までの天気予報によると、100%雨くらいの勢いでしたが、実際には、雨は一滴も降らず、風やガスもまったくなく、

今年、僕が登ったなかで、最高のコンディションでした。

さて、今回は、富士山頂でRoom to Readのフラッグをひろげると言うミッションがあったはずですが、、、



無事に完遂することができましたっ!

道中、少々のトラブルや体調不良などありましたが、初富士山の7名も、寒さや眠気、頭痛や腹痛に負けず、本当によくがんばってくれました。

皆さん、それぞれの想いを胸に秘め、山頂を目指したことと思います。

「目指す」と言う行為は、なにか、自分に足りないもの、変えなければならないこと、つまり自分を前向きにしていこうと言う想いの詰まった気持だと思います。

この想いは、人が人らしくあるための基準とでも言うべきものかも知れません。

本会(Running for the First Step)は、自分を変えよう、一歩踏み出そうと言う思いをもった人たちの集まりです。

今回の富士登山は、まさにそれが具体的になったもので、

体を鍛えること、体を動かすことが、ただの趣味や遊びではなく、

自分を変えることの第一歩だと主張する僕にとって、その主張が正しいことだと確信するに、改めて到りました。

最後に、前回と同じ文章をのせて、今回の富士登山を締めくくります。

山に登ることなんかよりも、僕らの毎日は困難なことがたくさんある。
きっとそれはRoomtoReadの活動も同じ。
困難に負けて、立ち止まってしまったところが、
僕らの限界なのかも知れない。

でも、僕らに限界なんてまだ早い。
だって、やっと初めの一歩を踏み出したばかりだから。
まだ、自分のペースは分らないかも知れない。
だから、焦らずゆっくりと歩いて行こう。

僕らに限界なんてまだ早い。

皆さん、本当にお疲れ様でしたっ!

※次回は9/27(日)8:00~代々木公園にて、通常通りやります

2009年8月25日火曜日

富士山頂でのミッション


富士山頂上では、この旗を掲げようと思います。

みなさん、物心両面のご準備はいかがでしょうか。

後は、天気だけですね。

2009年8月18日火曜日

登頂を成功させる心得3

心拍数を上げないことが、富士山登頂の最大の心得です。
そのための歩き方は、
・想像以上にゆっくり
・歩幅は小さく
・段差は小刻みに登る(大股で跨がない)

こうすることで、心拍数と乳酸の生産を抑え、体力を温存できます。
概して、多くの方が速く歩きすぎていて、また段差も大股でヨイショと登っていきます。
速く歩いた方が、早く登頂できるし、休憩も長くとれると思うかも知れませんが、実は違います。
速く歩いてしまう人の多くは、疲労の蓄積で中盤から後半にかけて(7合目くらいから)、急激に速度が低下し、本当に辛い山登りになってしまいます。

山は、ゆっくりでも長く歩き続けた方が、早くゴールしますし、疲労も少ない。
こんな格言があります。

「立ち止まればそこがゴール、だからゴールはいつでもおまえの中にある」

これで、富士山事前準備関係のブログは終了しますが(登頂後写真アップします)、ご質問があればご連絡ください。

山中、きっと色々な出来事があると思います。イライラしたり、悲しくなったり、バカバカしくなったりすることがあるかも知れません。

でも、これだけは言えます。

山に登ることなんかよりも、僕らの毎日は困難なことがたくさんある。
きっとそれはRoomtoReadの活動も同じ。
困難に負けて、立ち止まってしまったところが、僕らの限界なのかも知れない。
でも、僕らに限界なんてまだ早い。
だって、やっと初めの一歩を踏み出したばかりだから。
まだ、自分のペースは分らないかも知れない。
だから、焦らずゆっくりと歩いて行こう。
僕らに限界なんてまだ早い。

山本圭一

登頂を成功させる心得2

山に行って一番怖いのは、興奮したり、焦ったり、緊張して、冷静な判断が出来ないことです。
ですので、基本的には経験者の意見を優先して聞くようにします。
さて、興奮や緊張は、心理的な問題だけではなく、体にも影響します。
特に興奮・緊張による心拍数の増加は、疲労の原因です。
運動すればだれでも心拍数は増加しますが、心理的な影響は、それ以上に多大です。
これが案外ばかにならないくらい影響します。
ですので、心理的な不安をなんとか抑えたいものです。

その方法は、自分に無理をしないことです。
山に行くまでの日常のトレーニングは多少の努力(無理)はしてほしいですが、山を登り始めて、そこで体力が向上することはありませんし、心理が強化されることもありません。
つまり、減点方式なのです。持ち点が何点あるか、それを試されるのが山の面白さであり、人の成長にとって欠かせない試練なのです。
これから約1週間、先ほどのトレーニングをしっかり行い、持ち点を増やしてくださいね。
登頂できた暁には、きっと心も体も一回り大きくなっていることを感じるでしょう。

登頂を成功させる心得1

富士登山は技術的な難易度は低いですが、体力的な難易度は想像以上に高いです。
それは、行程が比較的長距離であり、最大の要素は、3000mを超える高山だからです。
高所はご存知のとおり、低圧、低酸素状態であり、血中の酸素飽和度、そして細胞膜の透過性が低下し、酸欠、エネルギー生産性の低下が起き、恒常性が崩れ、それが頭痛や吐き気、思考力の低下、行動体力の低下、つまり疲労症状として現れます。
高所に行けば、だれでも大なり小なり、頭が痛いとか、吐き気がするなどの症状がでます(二日酔いみたいな感じ)。そして最悪の場合、行動不能に陥り、下山に救助が必要になります。
ここでやりがちな間違いは、症状がひどくなるまで我慢して、その場で休んでも、酸素は薄いままなので、ほぼ回復しないということです。
団体行動ではありますが、だからと言って無理をする必要はありません。
少しでも調子が悪くなったら、下山も考えましょう。
よく、富士登山を一生に一度のイベントとか考えている人がいますが、そんな風に思ってしまうと、心理的抑圧や緊張が強くなり、かえってコンディションを崩します。
山は何万年前からもずっとそこにあって、決して逃げることはありません。
何度もチャレンジできますから、気楽に楽しく登りましょう!

当日までのトレーニングと体調管理

当日まで、下記トレーニングしてください




カーレイズと言い、ふくらはぎを鍛えます
方法は、踵を上げ下げして、つま先立ちをします。
両足揃えて、1秒に1回のリズムで60回(1分間)、毎日やってください。
やる時間帯は、いつでもよいです。
これが楽になったら、片足でやってみてください。
富士宮口は、岩場が多く、ふくらはぎをよく使うので、鍛えておくのがよいです。

それと写真はありませんが、腹式呼吸の練習をしてください。
力むくらいに息を吐き、力むくらい息を吸います。
これを1回の練習で、10回行います。(それ以上でもOK)
なるべく、鼻で行います。
呼吸はゆっくり行い、仰向けに寝て行うとやりやすいです。
慣れてきたら、立ってやってみてください。
なお、これは起床時、食後、就寝前に行ってください。

そして、1日に1万歩くらい、時速5km以上で歩く練習をしておくと良いでしょう。
(でも、登山時は、超がつくくらい、ゆっくり歩きますので、ご安心を)

さて、体調管理ですが、規則正しい生活を心がけてください(これは普遍的なことかな?)。
で、前日はアルコールを控え、よく寝て下さい。

当日の体調管理ですが、予定では18:30登山スタートなので、お昼ごはんはいつもより少し多めにとって、エネルギーを蓄えておくとよいでしょう。

登山の荷物

着る物

・レインコート(ゴアテックスがよい) ※絶対に必要ですっ!

・手袋(軍手の場合は予備があるとよい、できれば防水のもの)

・防寒着(ダウン、もしくはフリースジャンパー)

・フリースの長そで

・速乾性のロングTシャツ

・速乾性のTシャツ

・動きやすい長ズボン(ジャージでOK)

・靴下(ハイソックスがよい) ※予備あるとよい

・運動靴

※ガチガチの登山靴は不要ですが、できればトレッキングシューズ、ハイキングシューズを揃えて下さい

※よく、古い運動靴を履いていく人がいますが、途中で壊れて辛い思いをする人が結構います



道具

・ザック(普通のリュックサックでOK、ただし中にゴミ袋を2枚重ねて防水処置をし、その中に荷物を入れて下さい)

・ヘッドライト ※絶対に必要ですっ!なるべく新型を用意してください、それと電池の予備も!

・ストック (なくてもよい)

・スパッツ(靴に石ころが入らないようにする装具、なくてもよい)

・タオル(寒い時に顔をつつむのに使えますので、やや大きめのもの)

・サングラス ※絶対に必要

・日焼け止め ※ないと真っ黒になってしまいます!SPF50+が良い

・ウェットティッシュ(なくてもいいですが、あるとよい、僕はアルコールウェットを持っていきます)

・カメラケース(なくてもよいが、ザックのベルトにつけるタイプがあると便利)

・靴ずれテープ(薬局に売っています、普通のバンドエイドやテーピングでもOK、あると便利です)





行動が深夜になるので、山小屋はやっていないケースがあります。水などは買えると思いますが、何があってもいいように、最低でも1リットルは必要でしょう。(山小屋では500ミリペットボトルが500円)

個人差はありますが、私は500ミリのペットボトル5つ、に分けて2.5リットル持って行きます。(なお、水の貸し借りは基本的にはできません)



食糧

菓子パンやおにぎりがよいでしょう。高所に行くと胃が縮まり、あまり食べられません(僕は全然食べられない)。なので、量はそれほど必要ないと思います。

個人差はありますが、僕は菓子パン1個(コーンマヨネーズがお勧め)、おにぎり1個(梅干しがお勧め)、スニッカーズ2本、エネルギーゼリー4つを持って行きます。これで山小屋に世話になることはありません。

あめ玉などもあるとよいでしょう。

なお、カロリーメイト系のものは、ボロボロに崩れるのでお勧めしません。



サプリ

アミノ酸やクエン酸はかなりお勧めです。薬局に行けばたいてい売っています。

なお、意外に必要なものとしては、です。かなり汗をかくので塩分はあえてとる必要があると思います。最近は塩飴が売っています。



荷物準備の心得

やたらに荷物の多い方がいますが、不要なものが多いです。高所に行くと、わずか100gでも重く感じます。でも物を捨てることはできませんので、ぜひ荷物は軽く・コンパクトにしましょう。

なお、5合目出発前に荷物チェックします。


これは、カメラケース

当日のスケジュール

29(土) 
14:00 東京出発(東名)(レンタカーでまとまって行きましょう)
17:00 御殿場IC 富士宮口到着
18:30 新五合目出発

30(日)
2:00 富士宮口頂上 到着
4:00 ご来光
6:00 下山
10:00 新五合目到着
11:00 御殿場健康ランドにて食事・仮眠 http://www.oasisgotemba.com/01spa/index.html
14:00 御殿場IC出発
16:00 東京着 解散

富士宮口 

本会の富士登山参加者は、自分も含め7名になりました。


楽しくなりそうですね。


さて、今回の登山口は「富士宮口」です。


他のコースに比べ、短距離、人が少ない、山小屋が多い、などの点から、こちらにしました。


欠点としては、やや傾斜がきついことです。


なお、僕はこの富士宮口を、7月から計5回登りましたので、どうぞご安心ください。


2009年8月9日日曜日

絶対必要な防寒着

今回の登山では、富士山頂で、ご来光を数時間待ちます。

行動中は、それほど寒くはないのですが、ちょっと立ち止まったり休憩すると、

ほんと~に寒いです。
なので、下記の防寒着を必ず揃えて下さい。

まずは、長袖の薄手のシャツ(もちろん速乾性生地)

ユニクロで売っているものでOKです。
これは予備含め2着必要です。
次に、フリースのセーター
これもユニクロでOK

3つ目は、フリースのジャンパー、またはダウンジャケット
これもユニクロでOK

全部、ユニクロで揃うな~。

富士宮口 下山

さて、下山ですが、通常であれば登りの半分で下れます。

登りが5時間であれば、下りは2.5時間。

ただ、富士宮口は8合目以降、岩がゴツゴツしているので、登りの時は助かるのですが、下りは「捻挫」などしやすいです。

山頂から7合目くらいまでは、特に注意しましょう。

後は、登りと下りが同じ道なので、渋滞の可能性もかなりあります。

富士山の風景写真






































富士宮口全行程 登り

富士宮口 新五合目~頂上の写真です。

AM8:30 新五合目スタート


AM8:00 六合目 雲海荘


AM8:30 新七合目 ご来光山荘


AM9:00 元祖七合目 山口山荘


AM9:30 八合目 


AM10:00 九合目 萬年雪山荘


AM10:30 九合五勺 胸突山荘



頂上直下の鳥居、あと少しっ!



AM11:00 ついに山頂へ!


山頂まで2時間半。通常は5時間程度のコースと言われますが、ゆっくりと休まず歩けば、3時間程度で登れます。

ただ、当会の富士登山は夜中になる予定なので、休憩も含め上りは6時間くらいみておけばいいでしょう。

日の出は4:30頃だから、PM20:00くらいには、登り始めたいですね。

ちなみに、山小屋には泊まりませんので、しっかりとした防寒着が必要です。どんな防寒着が必要かは、後ほど。

2009年8月7日金曜日

富士宮口全行程 交通について

当会で8月29,30、富士山に登りますが、登山道は「富士宮口」を使います。

富士宮口は、他の登山道よりも、高い場所(2400m)まで車で行けます。

登りは5時間、下りは2.5時間くらい。

今日は、その全行程をご紹介します。

交通について

東京方面からは、東名高速の御殿場ICでおり、県道23号を富士山方面へ。

途中、自衛隊駐屯地や米軍基地を見ながら、ひたすら富士山へ突き進みます。

そのうちに、右手に「御殿場口」が出てきますが、そこは通過。

まっすぐに進み、左手に「水ケ塚公園」(広い駐車場)が見えたら、そろそろです。

じきに、右手に「富士宮口」が見えますので右折します。ゲートがありますが、 以前は有料だったそうですが、今は無料です。

そこからは、ヘアピンカーブの繰り返しで(要注意)、富士宮口新5合目駐車場に着きます。

時間によっては、渋滞していたり、駐車するスペースもなかなか見つかりません。

特に15:00以降になると、夜登山する人たちの車が増えるので、つまり停まっている車は明日の朝まで動きません。

ただ、山小屋のおじさんに聞いたら、8月29.30は空いているよ、とのこと。

なお、早朝なら、東名の用賀ICから富士宮口まで、2.5時間くらいです。

写真は今日(8/7)の富士山山頂から見た景色です。

2009年8月5日水曜日

登山靴とスパッツ

富士山は場所によっては、小さな砂とか小石が多くあります。

そのため、特に下りのときに靴の中に石が入り、なんとも気持ち悪いです。

なので、ハイカットのトレッキングシューズか、写真のような登山靴がお勧めです。

さらに、足首をスパッツでつつめば完璧。


それに、きちんとした登山靴はソールが固いので、ゴツゴツしたところでも足裏を痛める心配がありません。
下の写真は、ローカットのトレッキングシューズですが、これでも大丈夫といえば大丈夫ですが、

雨天時などは中に水か入りやすく、かなり辛い思いをします。

登山靴は高い買い物(ぼくので4万弱)ですが、きちんとしたものを買えば、2~3年はもつので、ぜひこの機会に購入を検討してみてください。